~ EOS R壊れました ~
購入1年1ヶ月でっ!!
保証期間過ぎて壊れましたっ!!!
壊れたときは小雨降る新宿の街。
傘をさしながらの撮影だけど、風が強いのでズボンもカメラもじわじわ濡れていました。
レンズはRF70-200mm F2.8 L IS USM。
レンズ交換は前日から一切していません。
SDカード蓋も、電池蓋も現地では開けませんでした。
撮影開始2〜30分くらいで突然シャッターも押してないのに連射され続けました。
電源を切れば止まり、再び電源を入れるとまた連射が始まる。
シャッターボタンは物理的には動くけど、完全に押されっぱなし、ショートしている状況だとわかりました。
ちなみに同行してたEOS 6D2 + TAMRON 17-35mm F/2.8-4 Di OSDの仲間と、α7II + TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXDの仲間はその後も普通に撮影できていました。
その後ファインダーの内側が曇り始め(この現象は過去に経験あり)、終いにゃレンズ後玉にも曇りがでました。
帰宅後丹念に表面の水を拭き取り、レンズ・バッテリー・SDカードを外し(この時点ではレンズの曇りは取れていた)、蓋という蓋をあけ防湿庫に乾燥剤をぶち込み、EOS Rをさかさま(で抜けるとも思えませんが)で丸一日乾燥。
防湿庫投入時60%程度だった湿度も18%まで(おちすぎ)落ちてたので防湿庫から取り出し動作チェック。
シャッターボタンが物理的に動かなくなってる・・・
しばらく触ってると物理的には動くようになったけど、今度は連射もしないし反応もしない。
シャッターボタン死にました・・・
この1年1ヶ月で何度も小雨の中での撮影はありました。
EOS Rは防塵防滴のハイアマチュア機の分類とキヤノンが謳っているので過信していました。
土砂降りでなければ大丈夫だろうと。
で、嘆いてもしょうがないので
キヤノンプラザS 修理・メンテナンス受付コーナー
東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー2階
に修理持ち込み。
受付はギャラリーの奥の奥のそのまた奥・・・
長ぁーい廊下を右に左に折れ曲がった先にありました。
これは・・・クレーマー対策・・・ですかねw
受付のお姉さんは親身に話を聞いてくれましたが、保証期間切れに関してはどうにもなりませんと。そりゃそうですよね。
修理費に関しては上部の部品交換なら最大33,000円の見積もり。
メイン基板も殺られていると更に部品代1.9万だかが上乗せと事。
上限を3.5万に設定してそれ以上かかるときは連絡してくれるとのことでした。
修理期間は2週間見てくださいとのこと。
紅葉終わっちゃうじゃん。
返却は着払い発送のみの設定で送料900円かかるそう。直接受け取りはできないんですって。
これは・・・クレーマー対策・・・ですかねwww
で、週の始まり月曜日に預けて寂しい日々を送っていたら金曜日に修理完了のお知らせ!!
修理費24,000円で済むとのこと!!
しかも日曜日に届くって!!!紅葉間に合うじゃん!!♡
で手元に戻ってきて元通りになった我が愛機に頬ずり♡
結局原因は、シャッターボタンの腐食。
不具合箇所を含むダイヤルユニット(部品代4,000円)+ 技術料17.000 + 送料900円 + 消費税(爆発しろ)2,190円 = 24,090円
という結果でした。
でここからが本題ですが、EOS R 、受付で色々聞いたところ、キヤノンの社内で防塵防滴性能に関しての基準はあるそうで(内容は詳しく教えてもらえんかったけど)一応EOS Rはハイアマチュア機としての基準は満たいているそうなんだけど、まずシャッターボタンは防塵シール類はないそうです。
ちなみにキヤノンさんからのコメントでも
「EOS-1D X Mark II等のプロ機の防塵防滴性能よりは劣りますが、
ハイアマチュアクラスのデジタル一眼レフに設定している社内規格は
クリアしております。
しかしながら、カメラは防塵防滴に配慮した構造になっていますが、
防水加工ではないため、砂塵や水滴などの侵入を完全に防ぐものでは
ございません。
恐れながら、雨の中での撮影を強いられる場合には、
サードパーティ製のレインカバー等をご使用いただきまして、
カメラやレンズを水滴から保護していただきますようお願いいたします。」
キヤノンのHPに防塵防滴機種のシール処理された箇所の画像が出ているので見比べると何となく分かるんですが、シャッターボタンを押し込んだ奥は数ミリ盛り上がって小さい穴が空いて、その奥にスイッチが有る構造。つまり水は入るけど返しがあって入りにくく、小穴の部分はシールはなく、よく見えんけどうっすら緑っぽい高精度化パーツらしきものが見えるのでで水が入りにくいと・・・
うん、そら水入るわ・・・
いや逆に言えば図の緑で示される高精度化パーツ部の防滴性能なんてたかが知れてるってことです。そりゃぁどんなに精度高くたって、動く余地がある隙間があれば水は入りますよ。
ちなみにキヤノンプロ機のEOS 1DX Mark IIは緑の部分はゼロ。
すべてシーリングされています。
ちなみにEOS 7D Mark IIも似たような作りです。
EOS Rと同じハイアマチュア機のEOS 5D Mark IV ですらダイヤル回転軸のみにしか緑の高精度化パーツは使われていなく、サブ電子ダイヤルなどはその外にちゃんとシール材があるようです。
5D4のときは富士の総火演予行で土砂降り濡れ濡れムレムレで「カメラ壊れるうぅ〜」って事もあったけど全然無事でした。
EOS 6D Mark II やEOS 90Dになると感じとしてEOS Rに近い作り。
EOS RPになると本当に防塵防滴なのか疑わしいレベルです。
な訳でEOS Rはハイアマチュア機の区分に入っているし、たしかに吐き出す画は5D4と互角以上ですが、少なくとも信頼性(と操作性)に関してはミドル機程度のものであると認識しておかないと危険なようです。
そしてミドル機は瞬間的にかかった水滴程度はおそらく平気でも、連続してかかる水滴に耐える防滴性能があるかは、非常に疑わしいと認識しておいたほうが良いかもしれません。
そりゃぁ値段的にも5D4の初値42万(アルミケース5万(推測)引いても37万)に対しEOS R 23万。
確かにミラーボックス・AFセンサー・ペンタプリズムなどは無くなっているけど、EVFは増えてるわけだし。
どちらかといえば6D2の初値22万寄りなのだから、間違いなくハイアマ機ではないということですね。
ただ一年でここまで本命Lレンズから揃えてきたんだから、それに見合った信頼性を持ったボディにはして欲しかったなぁ〜
こうなるとプロ用とは行かなくてもいいから、本当の意味で5D4クラスの信頼性を持った、本当のハイアマチュア機の登場が待たれるなぁ〜
EOS Rユーザーの皆様も気をつけてくださいね〜
使っておけばよかったレインカバー
信頼性を求めるなら有名メーカーものですかね?
せめて使い捨てでもあれば・・・