~Canon EF35mm F1.4L II USM レビュー~
ついカッ!!となってしまったんです!!
キヤノン最新大口径単焦点レンズ『EF35mm F1.4L II USM 』です!!
大口径単焦点は
SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM
CANON EF50mm F1.4 USM
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM [Art]
CANON EF85mm F1.2L II USM
と使ってきましたが全て手放してしまいました!
どれもいいレンズだったんですが、少なからず、けど決して見過ごせない欠点があったんですよね〜
SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM
遠景でAF爆外れ
CANON EF50mm F1.4 USM
オールドレンズ?
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM [Art]
Dockで取りきれないAFのズレ
CANON EF85mm F1.2L II USM
最短撮影距離ぃ〜
だけどやっぱり2.8ズームだけじゃ一眼やってて物足りないのも事実。50mmや85mmが近い将来リニューアルされたらもちろん飛びつきますが、それまで待つのも寂しい。
現在ボディはEOS 6DとEOS M5を使っていますが、フルサイズ、 APS-Cともに使えるレンズ!
となると35mmが再び欲しくなり、どうせ買うなら予算度外視で現在最高のものを!と道を踏み外しました
その際悩んだレンズが
Canon EF35mm F1.4L II USM
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art
TAMRON SP35mm F1.8 Di VC
Canon EF35mm F2 IS USM
どれも評判が良くて素晴らしいレンズのようなので、ますます悩みました。
ただ35mmはボケ量的にはまぁまぁなんですが、短い最短撮影距離と、比較的大きい最大撮影倍率が魅力。
そうするとやっぱり少しでも明るいレンズ、そして最短撮影距離の短いレンズ、そして何よりAFなどの信頼性の高いレンズ。となると舞う迷う余地は値段しか無いわけですねっ!!
Canon EOS M5 : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/125 : ISO100
スナップシューターにはその機動力こそ最大の武器!
とは言っても機動力ったって35mm単焦点としてはありえない大きさです。
Canon EOS 6D : EF100mm f/2.8L Macro IS USM
ƒ/2.8 : 100.0 mm : 1/80 : ISO500
直接の比較対象はやはりSIGMA 35mm F1.4 DG HSM [Art]になるかと思います。
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM [Art]も写り的には遜色なく非常に魅力的なレンズですが、自分が所有していた個体はAFの精度にかなり難があり、DOCKを使っても取りきれず特定の被写体との距離でピンずれが出てしまっていましたが、さすがにこのEF35mm F1.4L II USMは純正だけあってAF精度はバッチリです♪
Canon EOS M5 : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/60 : ISO6400
しかも暗所のAFが弱くて身もだえしそうだったEOS M5もこのレンズなら、肉眼でナンバープレートよく見えないような暗さでも、ちゃんとAFでピント合わせできるんです!
ここはある程度期待はしていたけど期待以上でした♪
Canon EOS 6D : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/1600 : ISO100
画像の解像度はSIGMA 35mm artと体感的にはどっこいな気がしますが、きちんとピントがあってなければどんなに解像度の高いレンズも意味が無いですからね。
その点ではやはり純正最新レンズは圧倒的に安心です♪
Canon EOS 6D : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/500 : ISO100
逆光での色ズレなどは噂通り皆無!
周辺光量落ちは結構目立ちますがDPPで除去可能なのと、個人的には大口径単焦点は周辺光量落ちてほしい派なので歓迎です。
絞ればもちろん周辺光量落ちは解消されますし、もともと開放からシャープではありますが、さらにカリッとした描写になります。
Canon EOS 6D : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/7.1 : 35.0 mm : 1/125 : ISO100
こう言っちゃうと純正マンセーに聞こえるかもしれませんが、やはり大口径単焦点は開放での若干の甘さと、絞った時の解像感、これが無いと楽しさ半減な気がします。
SIGMA 35mm art は絞っても被写界深度が変わるだけで描写の変化が無い。それはすごいことなんだけど、どこか面白く無い。
そう感じたのが手放したきっかけでした。
まぁ、そうは言ってもこのレンズも開放から非常にシャープだから甘さは全く無いんですけどね〜
35mmとしては非常に大きくて重めなんでしょうが、24-70 2.8ズームと大差無いので自分的には問題なしです。
EOS M5との組み合わせも違和感は無いです。
ただAPS-CのEOS M5との組み合わせでは、やはりボケ量が物足りなくは感じます。逆にフルサイズのEOS 6Dとの組み合わせは寄ってぼかすも引いて絞るも自由自在で楽しいです♪
Canon EOS M5 : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/125 : ISO100
非常に透き通るような画質と信頼性の高いAF、足で稼いで構図を考え開放でも絞っても楽しいレンズです。
と言いつつ走る車の窓越しから適当にパシャパシャ撮った写真
Canon EOS 6D : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/4000 : ISO100
Canon EOS 6D : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/4000 : ISO100
Canon EOS 6D : EF35mm f/1.4L II USM
ƒ/1.4 : 35.0 mm : 1/4000 : ISO100
この写真の右上の影は窓枠です。
さらにこのレンズを選んだ理由
フルサイズのEOS 6Dと、APS-CのEOS M5。
さらにこの EF35mm F1.4L II USM と EF100mm f/2.8L Macro IS USM 。
この組み合わせだとレンズとボディを入れ替えることで
35mm、55mm、100mm、160mm
の単焦点レンズとして使えます♪
この組み合わせだと自分がいつも使っている20Lのバックパックで弁当とMac Book Air と小物入れても入るんです♪
通勤のお供にカメラ二台とか頭悪すぎですが、これからの桜の季節とかこれで『レンズ持ってきてないから撮れないっ!!』が減ること間違いなし!
実は 24-70 f2.8の標準ズームを手放してしまいましたが、一応70mm〜はかろうじて EF70-200mm F2.8L IS II USM で埋めれるから当面問題無いでしょう!!(多分)
発売当初は高い!!と思いましたが、現在の価格なら性能に十分見合ったレンズでは無いでしょうか♪